あなたのドリームトーンがここから始まります。
ピックアップ、チューブ、コンデンサー、スピーカーキャビネットと、機材のアップグレードには終わりがありません。あなたが求め続けているゴールの決め手は、本機「コンパドレ」かもしれません。愛用のアンプで、求めて来たサウンドキャラクターに巡り会えるかもしれません。Class A JFET入力回路、スタジオクオリティーのアナログコンプレッション、音楽的に良くチューニングされたEQボイシングブーストは、あなたのアンプをワールドクラスのブティックアンプデザイナーがモッドしたサウンドに導いてくれます。
シグナルチェーンは、可能な限りのベストなギタートーンで始めたいですね。まず、スタジオレベル(スムーズで明瞭度の高いコンプレッション&ビンテージスタイルのスクィージング)の二つのアナログコンプレッションでダイナミクスをコントロールします。次に、BoostスイッチでEQシェープが選べるクリーンまたはダーティーブーストを加えます。これで、アンプやエフェクターへ送る信号のダイナミックレスポンスを調整したベストなサウンドが完成します。
- 高音質アナログVCA (Voltage Controlled Amplifier)コンプレッサー回路
- 異なる2つの音声オプション:スムーズなスタジオコンプレッションとハードなペダルタイプコンプレッション
- 3 x EQタイプを備えた独立したクリーン&ダーティー(歪み)ブースト
- ダーティーブーストは、ブーストがオンになるとオーバードライブサウンド(歪み)が得られます。
- アタックのトランジェントを保てるよう、コンプレスされた信号にDRYノブでドライ信号がブレンドできます。
- VolumeジャックにつないだTRSエクスプレッションペダルで、VCA出力をボリュームコントロール(ボリュームペダル)として使用できます。
- MiniSwitch で、FAVプリセットがリモートコントロールできます。
- MultiSwitch Plusで、3 x プリセットがリモートコントロールできます。
- MIDI機能をフルサポート。300プリセット&リアルタイム・パラメーター・コントロール(1/4フォーンTRS、Strymon MIDI EXPケーブル、MIDI > TRSインターフェース) が可能です。
- トゥルーバイパスとバッファードバイパスが選択できます。
- コンプレッサーS/N:109 dB
ビンテージ機からのインスピレーションを進化させた
モダンなサウンドデザイン
Compadre(コンパドレ)のデザインプロジェクトは、アナログコンプレッサーの名機を改めて研究することから始まりました。それらに習い、コンプレッション回路にVCAを採用することによって、異なるボイシングでのダイナミクスやレスポンスも正確に設定することができました。
スタジオモードのゴールは、スタジオ用ラックコンプやビンテージコンソール(バスコンプ)の音楽的で明瞭度の高いサウンドでした。感知回路の慎重なチューニングによって、特にスクィーズモードでのディケイ(減衰時)信号のコントロール性能を上げることができました。特に豊かなサスティーンを得る設定での、ポンピングのサイドエフェクトがないスムーズなディケイの実現に注力しました。
アナログ or デジタル? 我々は両方を選びました。
Class A JFET入力回路→VCAコンプレッション→クリーンブースト/ダイオードソフトクリッピング(Dirty Boost)と、本機の全信号回路は最高品位の部品と回路デザインを採用したアナログプロセッシングです。オーディオ信号はデジタルには変換されません。
本機「コンパドレ」では、デジタルコントロールとプログラム機能のみがデジタル化されています。アナログコントロール電圧は、デジタルコントロールメッセージに変換されて、フルMIDI機能やプリセットのセーブ&リコールを可能にしています。あくまでも、信号経路は100%アナログのままです。
簡単でフレキシブル
コンパドレは、シグナルチェーンのフロントエンドに必要なトーンシェープ機能をすべてお届けできます。オートメイクアップとオートシュレッショルド設計ですから、COMPRESSIONノブの設定だけで、ダイナミクスのコントロールが完了します。幅広いトーンシェーピング機能も求めるセッティングへ簡単に導いてくれます。
2つの異なるアナログコンプレッション回路
ユニークなキャラクターを持つ2つのコンプレッションからお選びいただけます。
スタジオモード:ビンテージスタジオラックのスムーズで美しく明瞭度の高いコンプレッション。
スクィーズモード:クラシックギターペダルに見られる、ハードで深くサスティーンの効いたコンプレッション。
スイートスポットをおさえたクリーン&ダーティーブースト
クリーンとダーティーブーストの2つの異なるアナログブースト回路を備えています。特に、ダーティーブーストは、TSタイプのオーバードライプペダルのソフトクリッピングキャラクターが得られます。また、3つのブーストEQは、ギターやアンプのコンビネーションに合わせて切り替えられます。
拡張コントロール
エクスプレッションペダルを繋ぎ、VCAボリュームコントロールが可能。Strymon MiniSwitchまたはMultiSwitch Plusで、お気に入りのセッティングのセーフ&リコールが可能。Strymon MIDI EXPケーブルで、MIDIペダルボードへの組み込みもできます。
コンパドレは、Boost(ブースト)とCompression(コンプレッション)が、フレキシブルに「それぞれ」または「同時」に使用できるよう「2 in 1」の設計にしました。さらに、MultiSwitch PlusやMIDIを使用してのプリセットセーブ&リコールも実現しました。
ドライ信号をコンプレス信号にパラレル(並行)ミックスできるDryコントロールを備えています。これにより、非常に深いコンプレッション設定でスクィッシュ信号が最大でも、自然なコンプレッションされていないアタックを加え、空気感を引き戻すことができます。
本機にはLevelコントロール専用のVCAを採用しています。TRSエクスプレッションペダルを接続して、VCAベースのボリュームペダルとして使用できます。パッシブボリュームペダルに見られるボリュームポットノイズ、インピーダンスマッチング、音質劣化などの問題が一切ありません。本機「コンパドレ」は、信号チェーンの「フロントエンド」(ギターから最初につなぐペダル)に必要な機能を完璧に備えたペダルです。
本機の入力には、入力感度が高くダイナミクスに忠実な高音質クラスA JFET入力回路を設計しました。非常に低いノイズフロアと最大級のダイナミックレンジでギター&ベースプレイをサポートします。
コンパドレは、ハイパスフィルターのロールオフを使用せず、低域は20Hzまで伸びています。(Treble、Mid boost EQ使用時は異なります。)強烈に暴れるギターリードやタイトなリズムを突き抜け、床も震わすローノートもベースで再生できます。
本機にはフルMIDI機能が搭載されおり、ウルトラコンパクトなMIDIペダルボードを組み上げられます。300プリセットのセーブ&リコールが、FAV/MIDIジャックにstrymon MIDI EXP Cableをつなぎ可能になります。
Strymon MiniSwitchか、TRSケーブルを使用するラッチスイッチで、お気に入り(FAV=フェイバリット)セッティングのセーブ&リコールが可能です。また、strymon MultiSwitch Plusを使用すると、さらに3つのお気に入りセッティングがセーブ&リコールできます。
本機は、簡単に使えるようにオートスレッショルド&オートメイクアップゲイン方式を採用しました。コンプレッサー使用時に出力レベルを正確に設定したい場合は、LEVELノブで調整します。ノブの位置が12時でユニティーゲイン、-6dB〜+6dBの調整も可能です。
ブースト回路がONの時にブースト量を調整します。フラット(flat)クリーンブースト時で最大14dBのブーストが可能です。
時計回りに従ってスレッショルドが下がり、コンプレッションが増加します。フル反時計回りの最小設定ではコンプレッションは効きません。
コンプレッションが効いていない信号(ドライ信号)の出力レベルをコントロールします。
コンプレッサー動作時の出力レベルを-6dB〜+6dBの範囲で調整します。12時の位置でユニティーゲインです。
クリーン&ダーティーブーストに働くEQシェープを選択します。
- Treble:ミッド-ハイ周波数をブーストして、ローエンドをタイトに仕上げます。
- Mid:ミッド周波数をブーストして、ファットなトーンに仕上げます。
- Flat:フルレンジ(全帯域)ブースト
コンプレッションのタイプを選びます。
- Studio(スタジオ):ラックマウントスタイルの(ビンテージタイプの)スムーズなコンプレッサーです。
- Squeeze(スクィーズ):クラシックなギターペダルタイプのハードコンプレッションです。
ブースト回路をon/offするフットスイッチです。ブースト回路とコンプレッション回路はそれぞれ独立しており、信号経路はコンプレッサーの後にブースト回路が接続されます。
VCAコンプレッサー回路をon/offするフットスイッチです。
ハイ・インピーダンス/超低ノイズ、クラスA FETプリアンプのモノ入力です。
ロー・インピーダンス、モノ出力です。
TRSエクスプレッションペダルを接続し、バッファードボリュームペダルとして使用できます。
strymon MiniSwitchを接続して、FAV(お気に入り)セッティングをリコールできます。MIDIコントローラーとの接続にはMIDI EXPケーブルをご使用ください。
クリーンブーストとソフトクリッピング(TSタイプ)のブースト回路が選択できます。
- CLEAN:クリッピングの無いクリーンなブーストが得られます。
- DIRTY:オーバードライブペダルのソフトなクリッピングサウンドが得られます。
9VDC(センターマイナス)150mA以上の電源を使用してください。
- コンプレッサーとブーストは別々に使えますか?
- はい。BOOSTとCOMPセクションは独立しており、それぞれオン/オフできます。Compadreは、セッティングやSWオン/オフをプリセットとしてセーブ&リコールできます。Strymon MiniSwitchでフェイバリット(プリセット)を、MultiSwitc Plusで3xプリセットのリコール、MIDIで300プリセットからのリコールが可能です。
- Compadreの最大ブーストは?
- BOOST EQフラットで+14dBのクリーンブースト。コンプレッション「0」設定でCOMPセクションでのゲインが+6dBです。squeezeの方がstudioより出力レベルは上がります。
- Compadreはベースでも使えますか?
- はい。本機はフル周波数帯域に対応しています。低域をカットするようなフィルターは含まれていません。
- MIDIに対応していますか?
- はい。本機はMIDI機能にフル対応しています。FAV/MIDIジャックをMIDIモードに設定して、外部のMIDI機器と接続できます。接続には、strymon MIDI EXPケーブル、5-ピンMIDI ↔1/4” MIDIインターフェース(DPC Gen 3 series、DMC Gen 3 series、Empress Effects – MIDIbox2)が使用できます。日本語マニュアルpg. 14〜19をご覧ください。
- 2つの異なるコンプレッションスタイル?
- Studio(スタジオ):ラックマウントスタイルの(ビンテージタイプの)スムーズなコンプレッサーです。
Squeeze(スクイーズ):クラシックなギターペダル・タイプのハードコンプレッションです。
- どんなスタイルのブースト機能?
- leanとdirtyの二つのブースト機能を備えています。
clean:歪みのない信号で出力レベルを上げます。
dirty:オーバードライブペダルのソフトクリッピングタイプの歪みを加えるブーストです。
さらに、3種類のBOOST EQがサウンドのキャラクターを変えます。
- Compadreの電源仕様
- strymon Ojaiの使用を推奨します。必要な消費電流は150mA min.です。9VDC以上の電圧、AC電源に接続しないでください。故障の原因になります。本機の仕様と異なる電源と接続した場合の故障は、保証修理の対象にはなりません。お気をつけください。
- 電源のデイジーチェーン接続は可能ですか?
- エフェクター用の分岐ケーブルでのデイジーチェーン接続は、グランドループによるマグネティックフィールドで発生するハムノイズの信号パスへの混入を引き起こします。Compadreを他のエフェクターとデイジーチェーン接続による電源供給を行わないで下さい。ペダルボードで複数のエフェクターと組み合わせる場合は、各電源出力が完全にグランドがアイソレート(2段のトランス絶縁)をされているOjaiの使用を推奨します。
※ 画像はCloudburstを使用した例です。
Strymon Updateソフトウェアの使用について
Strymon Update 2.0 ソフトウェアをコンピュータにインストールした後、電源オンのデバイスをコンピュータに接続してアプリケーションを実行します。
下記より、ダウンロードするコンピューターに合わせたソフトウェアをダウンロードをしてください。
Download Version.2.0.0.4
macOS Windows必要システム環境
macOS 11.6 以上
Windows 10 以上
- USBポートを備えた Strymon ペダルまたはEurorackモジュールの場合は、互換性のある電源からスペックに適合した電源を供給し、USB 経由でコンピュータに接続します。
- Conduitの場合は、デバイスを USB経由でコンピュータに接続します。 USB 経由で接続した場合は、Conduitへ外部電源を接続しないでください。
- BigSky、Mobius、および TimeLine の場合は、外部電源から電力を供給し、ペダルのMIDI IN&MIDI OUTポートを使用して Strymon Conduitなどの互換性のある MIDIインターフェイスでコンピューターに接続します。
これらのペダルの GLOBLS メニューで、MIDI THをON またはMERGEに設定します。
Strymon Update 2.0ソフトウェアは、接続されたデバイスを自動的に検出し、インストールされている現ファームウェアバージョンと、接続されているデバイスで使用可能な最新バージョンのファームウェアを表示します。
ソフトウェアの右上にあるボックス(※画像の「❶」)には、ソフトウェアに接続されている検出された互換性のある製品の数が表示されます。このボックスをクリックしてメニューを開き、Strymon Update 2.0 でアップデートを実行する製品を選択します。
- 接続されたデバイスで使用可能な新しいバージョンのファームウェアがある場合は、INSTALL UPDATE ボタンをクリックしてアップデートを実行します。
- 完了すると、インストールされたバージョンが使用可能なバージョンと一致し、デバイスが最新であることを示します。
- デバイスをコンピュータから取り外します。
- デバイスを使用する準備が整いました。
Strymon Update 2との接続方法
BigSky、Mobius&TimeLine
これらのペダルは外部電源から必ず給電し、(USB 接続がないため)Strymon ConduitなどのMIDIインターフェイスでMIDI IN&MIDI OUTポート接続ます。これらのペダルの GLOBLSメニューで、ペダルがソフトウェアと通信できるように MIDI TH を ON または MERGEに設定します。
Conduit
Conduitへの電源接続をすべて取り外し、USB-C ジャック経由で付属USB-Cケーブルでインターフェイスをコンピューターに接続します。
Compadre、Riverside&Sunset
これらのペダルには、ペダルのシャーシ内にマイクロUSBポートがあり、底板を取り外すことでアクセスで、ペダルの左側にmicro-USBポートがあります。ペダルをコンピューターのUSBポートに接続するにはmicro-USBケーブルが必要です。
blueSky v2、Deco v2、DIG v2、El Capistan v2、Flint v2&Lex v2、ZELZAH
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Iridium、NightSky&Volante
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Magneto、StarLab ユーロラック
Magneto(&StarLab)には、モジュールの背面、回路基板上にUSB-mini ポートがあります。付属のUSB-mini ケーブルでモジュールをコンピューターに接続し、アップデートしている間は、Magnetoに外部電源から供給が必要です。
Strymon アップデート2のトラブルシューティング
Strymon Update アプリケーションを使用してデバイスを更新の際に問題が発生した場合、ソフトウェアにテキストが表示されたり、デバイスの動作が通常と異なる場合があります。
バージョンナンバー
ファームウェアの更新には 2つの部分があります: USER および DSPファームウェアです。オリジナルの工場出荷時のファームウェアで駆動するMagnetoモジュールを接続すると、「インストールされたバージョン/ installed version」は「1.00」と表示されます。お使いのデバイスで更新が中断されたり、更新の一部しかインストールされていない場合、「インストールされたバージョン」に異なる表示が出ます。例えば、USERコードが更新されても、DSPコードがまだ元の工場出荷時のバージョンである場合、ファームウェアの2つの部分が同期していないことを示す「D114-U042」が表示されます。これが発生した場合:
- アップデートを再度実行して、単一のバージョン番号 (例: 1.14) が表示されるを確認します。
- ファイル形式のエラーが発生した場合は、[はい/ Yes] を選択して更新を続行します。問題が解決しない場合は、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
LEDの点滅
ファームウェアの更新中に問題が発生した場合、ユニットの1つまたは複数のLED が白く点滅することがあります。これは、デバイスが「更新モード/ Update Mode」にあり、更新の実行を待機していることを示しています。 Strymon Updateソフトウェアは、このモードの間、デバイスを「strymon_recover」として認識します。デバイスを通常の機能に戻すには、以下の2つのオプションがあります。:
- Strymon Updateソフトウェアでもう一度アップデートを再実行します。
- デバイスからUSB ケーブルと電源を取り外し、電源を再投入します。デバイスは通常の機能で起動します。
これらを実行しても問題が解決できないときは、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
インプット、アウトプット、スイッチ
- 入力インピーダンス:1 Meg Ohm
- 最大入力レベル:+10 dBu
- 出力インピーダンス:100 Ohm
- VOLUME ペダル入力:TRSエクスプレッションペダルを接続し、バッファードボリュームペダルとして使用できます。
- FAV / MIDI入力:strymon MiniSwitchを接続して、FAV(お気に入り)セッティングをリコールできます。MIDIコントローラーとの接続にはMIDI EXPケーブルをご使用ください。
DSP、オーディオ
- 24bit/96kHz A/D & D/A
- コンプレッサー S/N:109 dB typical
- SHARK DSP採用
- 32bit 浮遊演算方式
その他
- バイパス:トゥルーバイパス(リレースイッチング)、超ローノイズ・バッファードスイッチング
- 入力電圧:9VDC センターマイナス、150mA
- サイズ・重量:102mm(幅)×117mm(縦)×67mm(高)※突起部含む / 450g
- 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
- Made in USA