• STARLAB
  • ユーロラック用 シンセシス・リバーブ
  • オープンプライス
  • ¥103,000
  • 0852571008165
strymon STARLAB
strymon STARLAB
strymon STARLAB
次元を超えたモジュラーモンスター

これまでにないほどの膨よかで幽玄なリバーブが、あなたのモジュラーラックのサウンドを解放します。ゴージャスなコーラス、フランジャー、モジュレ―トされたディレイが信号を変幻自在に操ります。

さらにカープラス-ストロングのストリングシンセによる唯一無二の表現がサウンドを彩ります。シンプルなモノラルオーディオ信号は、広大なステレオサウンドスケープに生まれ変わります。常識を覆すその革命的なサウンドは、あなたのモジュラーラックを異次元へと導きます。

製品コンセプト
feature

類稀なモジュラーリバーブ。

完璧なまでのroomアンビエントから、広大で吸い込まれるような無限のディケイまで、StarLabは比類のない深みと、果てしなく広がるリバーブサウンドの頂点を極めました。リバーブプロセスのサイズ/ピッチをリアルタイムで操作しながら、Shimmerでリバーブ信号に音楽的なインターバルを追加し、Glimmerでハーモニックを融合させたスペクトルを描き出すことが出来ます。


feature

モジュレーション&ディレイエフェクト。

StarLabは、プリディレイタイムにモジュレーションをかけながら、出力に送り込むことができます。これにより、リバーブを介しての信号処理をしながら、豊かなコーラス、フランジャー、美しくモジュレ―トされたディレイも奏でることが可能です。


feature

カープラス - ストロング ストリングシンセ

StarLabは、入力からの信号処理だけでなく、パワフルなカープラス-ストロング ストリングシンセ(シンセボイスモジュール)でもあります。ストリングの弓弾きや爪弾きを自在に再現するほか、ダイナミックなストリングダンピングも再現できます。それ自身がオリジナリティ溢れるボイスを放ち、卓越した表現を可能にする真の楽器なのです。


feature

直感を表現できる創造ステーション

パッチ作りからライブパフォーマンスまで、StarLabの強力な機能はノブやボタン操作だけで簡単に操ることができます。StarLabのインターフェイスに複雑な操作は必要ありません。直感的で実践的なサウンドソニックを探究できるように設計されています。すべての機能とコントロールが連携し、スムーズに音楽的なサウンドを届けてくれます。

サウンドデザイン
インスピレーション

StarLabについて

StarLabは、モジュラーシステムにおける最高峰のリバーブを提供しつつ、この上なく柔軟でクリエイティブに操作できる、没入型エレクトロニクスサウンドスケープを生み出すことを念頭に開発されました。

プリディレイシグナルをモジュールの出力に直接供給できるようにするという一見単純なアイデアにより、リッチなサウンドのディレイ、コーラス、フランジャーを生み出し、これらすべてをリバーブと併用したり、単独で使用したりできるようにしました。

フィードバックとフィルタリングを駆使してショートディレイを試行錯誤するうち、音楽的で表現力豊かなカープラス-ストロングのスプリングシンセサウンドを発見しました。それにより、StarLabは信号処理を超え、ボイスモジュールになりうることも確信しました。

そして最終的に、リバーブ、ディレイ/モジュレーション、究極の楽器を備えたStarLabがここに誕生したのです。

テクスチャー

サウンドキャラクターが見つかります。

StarLab は、Sparse、Dense、Diffuseという3つの異なるリバーブ テクスチャーから選べます。

Sparseは、レガート信号はラッシュでクリアーに、スタッカート信号はエコーのようにクリアーで粒子の荒いリバーブサウンドを生み出します。

Denseは速いレスポンスのプレートに似たリバーブで、密度の濃い反射音が高いディケイタイムではアンビエントタイプのサウンドに仕上がります。

Diffuseは、ゆっくり立ち上がり雰囲気に溢れたサウンドです。アンビエント、スウェル、リバース風のサウンドに特化しています。

ディレイ

幾重にも重なる、美しきサウンドレイヤー

ディレイセクションは、 実に多彩なリバーブのプリディレイを用いています。

リバーブのプリディレイとして使用すると、ディレイのフィードバックはさらに長いリバーブのディケイを作り出し、プリディレイタイムの調整でさらにクリエイティブなサウンドメイクを可能にします。

ECHO ONボタンを押すと、さまざまな種類のクラシカルなディレイとディレイリバーブエフェクトを生成できます。

エコーは、リピートのためのクロックの乗数/分割として機能するDELAY/TUNEノブと外部クロックに同期することができます。ディレイタイムは、TAP/TRIGボタンを使用してテンポをタップ設定することもできます。

モジュレーションエフェクト

真のモジュラーモジュレーション。

StarLabは、幅広いモジュレーション効果で、リバーブやディレイサウンドに豊かな表現を加えます。

DELAY/TUNEノブのショートディレイセッティングでは、StarLab本体のLFOによるモジュレーションでコーラスやフランジャーが生まれます。FEEDBACKノブの操作でレゾナンスやハーモニックスイープが追加され、発信に近い深いフランジングやきらびやかなコーラスが作れます。クラシックなビブラートエフェクトを得るにはDRYレベルを最小に設定します。

LFO

Moving Targets.

StarLabの LFOは6つの波形(triangle、square、ramp、saw、random、envelope)を備えており、3つのターゲットの→を選択して使用できます。

モジュレーションエコーまたはリバーブ内のプリディレイシグナルを得るには、LFO信号をディレイセクションに送ります。また、フランジャー、コーラス、ビブラートなどの定番のモジュレーション効果を作成することができます。カープラス-ストロングモードでは、ストリングスのチューニングがモジュレートされます。

LFO信号を送信し、ライトな効果からワイルドな効果、さらには音楽を生み出すには、リバーブコアのSIZE / PITCH(プロセスレート)を調節します。クオンタイズモードでは、LFOからの信号は15種類のスケールのいずれかに設定されます。

また、フィルターにLFOを送信すればさまざまな効果が得られます。クラシックなモッドエフェクト用の24dB /octローパスフィルタをアクティブにしたり、 リバーブのHIGH DAMPでより細かなフィルタモジュレーションを作り出したりできます。→すこともできます。カープラス-ストロングモードでは、HIGH DAMP パラメータをモジュレーションすると、リアルでダイナミックなストリングダンピングが表現できます。

CV経由の外部クロック入力がある場合は、LFO SPEEDノブがクロックのマルチプライヤー/デバイダーになります。また、EXT LFO INに外部LFOまたはファンクションジェネレーターが接続でき、その動作先はTargetスイッチで決めます。DEPTHノブは増幅をコントロールします。

また、外部のLFOまたはファンクションジェネレータをStarLabのEXT LFO INに接続し、StarLabのターゲットスイッチでその信号に指示を出せば、DEPTHノブで揺れ幅を制御することもできます。

カープラス - ストロング

ダイナミック・ストリングシンセ

カープラス-ストロングモードでは 、CVでチューニングできる、ユニークなサウンドキャラクターを持つディレイベースのモノフォニック・ストリングシンセになります。TAP/TRIG ボタンを押すと爪弾きになり、TAP/TRIG ボタンを長押しすると弓弾きに設定されます。

StarLabsのCV入力を使用すれば、爪弾きと弓弾きを交互に行える他、HIGH DAMP パラメータのCV制御では、リアルでダイナミックなストリングダンピングが楽しめます。 このストリングボイスは 、StarLabの リバーブを介して処理され、様々な音を作り出すことができます。

また、カープラス-ストロングサーキットにサウンドを入力し、外部ドラムサウンドまたは他のオーディオ信号でストリングを振動させて、チューニングされたレゾナンスや新鮮に変化するハーモニクスを生成することもできます。

Size / Pitch

宇宙のかなたに広がるリバーブ

StarLabは、リバーブコアサイズを拡張したり縮小したりするプロセスレートによって、広大な宇宙に広がるようなサウンドを引き出します。 これにより、リバーブ内の整合性を保ちながら、リバーブの反射音の密度とレスポンスを変化させます。

リバーブ音は、トランスポーズやピッチシフトされ、そのサウンドキャラクターとサウンドスケープを変幻自在にコントロールできます。

Shimmer

美しいリバーブ・リピッチング

80年代に見いだされたデジタルリバーブとピッチシフターのコンビネーションによるクラシカルなShimmer効果、それにインスパイアされたStarLabのShimmer。そのサウンドは大いなる存在感と美しさを放ちます。

オクターブダウン設定による太い低音のアンビエントストリングセクション、または→またオクターブアップ設定ではスペイシーで神々しいテクスチャを呼び起します。 オクターブの間には、音楽的に魅力的なインターバル(音階)がいくつも存在します。それらをピッチシフトにより美しいハーモニーとして奏でることができます。また、インターバルをオクターブからオクターブまでの間、半音精度でINTERVAL CV 入力からコントロールできます。

Shimmerプロセッシングは、リバーブ入力でのみ適用すること、またはリバーブが減衰するにつれてのピッチ上昇/下降をリバーブコア内で再生することもできます。

Glimmer

変幻するハーモニクス

Glimmerは、最適化されたダイナミックスを追従するレゾナンスネットワークによって、神秘的に変化するハーモニクステクスチャをもたらします。

HIGH BANDボタンを押すと高域のハーモニクスが強調され、遠鳴りする夢のようなアンビエントな高域が生み出されます。

入力ゲイン

有効な全ゲインレンジ

リバーブ部に送られる入力段には、ゲイン設定に従って反応するソフトクリッピング段を備えています。これにより、リバーブによって処理される信号に心地よい音楽的な歪みを加えることが出来ます。

ポストゲインの信号レベルを表示するLEDは、クリーン(緑色)からソフトクリッピング(赤)で表示されます。

フィルター

ハーモニック生成マシン

StarLabの フィルタセクションは、リバーブ信号とカープラス-ストロングのストリングシンセボイスの両方で、直感的に音楽的なサウンドメイクが出来るように作られています。

LOW DAMPはリバーブ音を大洞窟の反響音に変化させるほど強力なサウンドメイカー→メーカーです。リバーブテールをクリーンに保ちたい場合は、LOW DAMPノブを回せばうまく解消できます。カープラスストロング モードでは、このコントロールによってストリングの低周波を絞ることができます。

HIGH DAMPはリバーブで生み出される高域周波数を除去します。カープラス-ストロングモードでは、この制御はストリングダンパーとして機能し、ディケイ音のハイエンド周波数を減衰させます。

LOW PASSボタンを押すと、HIGH DAMP機能がクラシカルな24dB /オクターブのローパスフィルターとしてリバーブ出力に働きます。ローパスフィルターはダイナミックフィルタースイープでレゾナンスの調整もできます。

カープラス-ストロングモードでは、このコントロールはストリングダンパーとして機能し、ストリングが減衰するにつれてハイエンド周波数を減衰させるなど、ストリングを奏でる「右手」の様々なニュアンスを表現します。

Infinite

無限に広がる音のモーション

StarLabの INFINITEボタンはリバーブコアへの入力オーディオをフリーズさせます。新しい入力はフリーズされたオーディオとは別にリバーブ処理されます。

音のレイヤーを重ねて、美しく空間的なアンビエントサウンドを実現するだけでなく、CVチューナブルシンセボイスとして15のビルトインスケールに沿ったリピッチが可能です。

クオンタイズモードでのスケール選択は、SIZE / PITCHノブと同様にLFO(ピッチをターゲットにする)で、CV入力ではハーフステップに設定されます。

 
サウンドサンプル
モジュラーシンセの魅力の一つは、様々な試行錯誤をする中で、音楽の創造性が刺激されることです。ここで紹介するオーディオサンプルは、Strymonサウンドデザイナーのピート・シーリーがStarLabを開発する中、その様々な機能にインスパイアされ録り溜めてきたサウンドサンプルです。

Verbs

StarLabリバーブのキャラクターのデモンストレーションです。順に、Dense、Defuse、Sparseです。サイズはノーマルサイズのセッティングです。

Chorusverb

Denseリバーブにディレイセクションを使ったコーラスを追加しています。インターナルLFOでモジュレートしています。

Predelay Manipulations

Ringsモジュール→StarLabに接続。このデモはStarLabのディレイセクションを使い、内臓LFOでmod/reverb & delay/reverbを仕上げています。LFO SpeedとDepthを微調整しながら、Delay/TuneとFeedbackノブを操作しています。リバーブはSparseです。

CV Control of LFO Speed and Harmonics

LFO速度とハーモニクスのCV制御:Rings & Noise engineering BIAモジュール→StarLab入力へ接続。ウェット信号はDenseリバーブタイプです。外部CVがシマーレベルを変調(+5thインターバル)、グリマーレベル、フィルターカットオフ、LFOスピードでコーラス/ビブラートを変化させています。

Random Root Fifth Size/Pitch Mod

ランダムルート&5thのサイズ/ピッチモッド:クォンタイズモードでリバーブsize/pitchを使い、内臓LFOでルートと5th間をランダムに変化させています。外部タップCVと本機のクロックデバイダーでディレイを付点8分にセットしています。

Moody Delay and Verb

ムーディーなディレイとリバーブ:Noise Engineering BIA (drums)、MI Rings (“melody”)、 Doepfer uVCO (bass)、2HP Hat (hi-hat)各モジュールからStarLabの入力へフィードされています。StarLabのディレイクロックのマルチプライヤーはシーケンサーレートの2.5倍のディレイタイムに設定されており、Diffuseリバーブにはショートディケイが奥行き感を追加しています。また、オンボードのディレイモジュレーションが躍動感を加えています。

Tone Controls and Input Gain

トーンコントロールと入力ゲイン:Ringsモジュール→StarLabの接続。ディレイタイムはクロックデバイダーで付点8分リピートにして、シーケンスに同期されています。ハイとローがロールオフされ、最大入力ゲインで歪んだテープエコータイプのサウンドをDenseリバーブに入力しています。

Time Sync'd Four Second Delay

タイムシンクの4秒ディレイ:Tap/Trig CV入力に外部クロックを入れてディレイタイムをセットしています。本機の(オンボード)クロックマルチプライヤー/ディバイダーでディレイタイムを4秒まで伸ばし、シーケンサークロックと同期しています。これに、少々ランダムモジュレーション、シマー、グリマーを足してハーモニックリッチなDiffuseリバーブに仕上げました。

Real-time Edit-style with CVs

CVを使用したリアルタイム編集スタイル:∞機能、シマーレベル、LFOデプスを外部CVからコントロールして、ディレイフィードバックを様々なテクスチャーに仕上げました。フィードバックとLFOデプスがムービングオシレーターとして発振を生み、∞機能によりホールドされます。クリアーするにはClear CVで行います。デモのはじめの数秒はドライ信号です。

Shimmer Interval CV

シマーインターバルCV:Ringsからのシンプルなモノ入力が、CVで連続的にシマーのインターバルを変化させサウンドスペークを形成しています。

Wet Filter Verb

ウェットフィルターリバーブ:最初の数秒はドライ信号です。ドライノブを最小にしてリバーブのみをモニターすると、LFOモジュレートされた4-ポールレゾナントローパスがかかったリバーブが聴けます。-4th入力シマーが厚みとハーモニクスを信号に加えます。

More Random Size/Pitch Mod

多めのランダムなSize/Pitchモッド:ロングディケイでは、リバーブはポリフォニックのような雰囲気を醸し出します。このパッチではシンプルなモノ入力から、リバーブテールをLFOでもモジュレートしてクォンタイズステップを足しています。

Stereo Shimmer Speed Feedback Decay CV

ステレオ・シマー・スピード・フィードバック・ディケイCV:MI RingsモジュールがStarLabに美しいサウンドを入力すると、複数のCVがサウンドスケープを描き出します。シマーレベル、リバーブディケイ、ディレイフィードバック、モジュレーションスピードがCVでコントロールされています。Sparseリバーブがステレオリフレクションを作り上げています。

Tuned Karplus-Strong

チューニングされたカープラス-ストロング:カープラスチューニングの初期段階ではNoise Engineering BIAのドラムサウンドをストリング化する発振元に使っていました。Arturia KeyStepのアルペジエーターモードが、発振時のストリングチューニングに使われ、キーボードのアフタータッチがLFO Depth CVに入力され、ディレイタイムからタッチセンシティブビブラートが生まれています。Denseリバーブがシンセストリングトーンに奥行きを加えています。

Karplus-Strong Range with External LFO Damping

外部LFOダンピングを使用したカープラス-ストロングレンジ:CVによるカープラス-ストロングシンセシスのピッチレンジのデモです。同じLFOが、ピッチが下がるとノートをダンピング(ダンパー効果、手のひらでミュートする)するように働き、ピッチが上がっていくとミュートが減っていきます。

Karplus-Strong Damping and Trigger

カープラス-ストロング ダンピングとトリガー:外部からのインパルスオーディオがカープラス-ストロングの音源をしており、時々スイッチを入れたようにハイダンプフィルターが異なるストリングのテクスチャーを生み出しています。ストリングサウンドは、短いディケイのDiffuseリバーブで仕上げられています。

Karplus-Strong Enhanced Input

カープラス-ストロング エンハンスインプット:シンプルなキーボードサウンドをSatrLabのカープラス-ストロング モードへ入力しています。キーボードのピッチCVがDelay/Tuneノブに送られ入力信号のハーモニクスを強調します。StarLabから少しのモジュレーションとポルタメントが加えられ、サウンドに動きが生まれます。ドライ→カープラス-ストロング→Diffuseリバーブとデモは進行します。

Karplus-Strong Tap Hold Accents

カープラス-ストロング タップホールドアクセント:カープラス-ストロングモードの弓弾きをハイライトしたデモです。シーケンス中のTap/Trig CVによるプランクサンドが流れている途中、ダイナミクスを強調したいときにTap/Trigボタンをマニュアル操作しています。

Karplus-Strong Envelope Filter

カープラス-ストロング エンベロープフィルター:このデモンストレーションは、カープラス-ストロングモードで、エンベロープLFOで4-poleローパスフィルターをモジュレートしています。ストリングが発音されるときにフィルターを開いています。(外部Tap/Trig CVシーケンスクロックでトリガーしています。)Denseリバーブのディケイはフィルターに埋もれないように上げてあり、最後はリバーブが続くようにフィルターを開いています。ドラムは別にミックスされていて、StarLabは経由していません。その他のサウンドはStarLabだけから出力されています。

Karplus-Strong Drum Beat Resonance

カープラス-ストロング ドラムビートレゾナンス:シンプルなドラムがカープラスモードを経由するとハイダンピングのない、レゾネーターサウンドに変わります。Pitch CVがチューニングをコントロールします。外部からのトリガーは無く、ドラムサウンドがカープラスストリングだけで発音されています。

Karplus-Strong Filter CV and LFO

カープラス-ストロング フィルターCV&LFO:早い外部LFOがHigh Damp CVに入力され早い変化を演出している間、エンベロープ波形がフィルターをモジュレートすることによって(カープラス-ストロングパッチの)ストリングのダイナミクスが制御されています。Denseリバーブはオクターブシマーを追加しています。このデモに使用しているのは、StarLabのみです。

Pedal Steel and StarLab

ペダルスチールとスターラボ:strymonのエンジニアJoshがペダルスチールを演奏しています。StarLabのディレイとSparseリバーブ(オクターブ-ダウンシマー)で、心地よい安らぎを届けてくれました。

Magneto and StarLab Real-time Guitar

マグニートとスターラボ リアルタイムギター:ギター→Magneto→StarLab順で接続しています。Magnetoが、シンプルなギターサウンドにロングディレイとシフトモードで様々な表情を加えています。その後、StarLabがグリマー、-5thシマーとDenseリバーブ(ラージ)が加えられ、安らぎのサウンドを生成しています。

コントロール
sunset
フロントパネル(モジュレーション端子)

Ⓐ LEFT IN:Lチャンネル・オーディオ入力(モノ入力はLのみ使用)

Ⓑ RIGHT IN:Rチャンネル・オーディオ入力

Ⓒ LEFT OUT:Lチャンネル・オーディオ出力(モノ出力はLのみ使用)

Ⓓ RIGHT OUT:Rチャンネル・オーディオ出力

Ⓔ INFINITE CV:INFINITE/∞スイッチをオンにして効果を使い、リバーブに入力される入力信号をホールドします。エッジトリガー信号によりステータスが切り替えられます。また、HIGH BANDボタンを長押しして電源を入れるとモーメンタリースイッチング反応に設定できます。デフォルトではラッチ動作にセットされています。

Ⓕ IN GATE CV:CV入力値が高い時、リバーブへの入力をゲートします。入力信号がゲートされてリバーブへ送られない時、INPUT GAIN LEDはブルーに点灯します。電源投入時にREGENボタンを長押しすると、ラッチ反応に変更されます。ラッチまたはモーメンタリー機能で発信(撥弦)または弓弾きを切り替えます。デフォルト設定はモーメンタリーです。

Ⓖ FAVORITE CV:モジュールのノブ/スイッチ、フェイバリットプリセット(選ばれている)をトリガーで切り替えます。

Ⓗ SIZE/PITCH CV:1V/オクターブです。0V = size/pitchは変わりません。-2V = 2オクターブダウン、+2V = 2オクターブアップ。SIZE/PITCHノブの位置は影響しません。カープラス-ストロングモードでは、ストリングのレンジを4 オクターブ( 4V、1V/オクターブ)変更します。DELAY/TUNEノブで1オクターブ中の詳細を設定します。

Ⓘ WET CV:ウェット出力レベルを変更します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓙ DECAY CV:リバーブのディケイ長を変更します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓚ CLEAR CV:トリガーが検知されるとリバーブバッファーからオーディオデータを消去します。

Ⓛ FEEDBACK CV:ディレイのフィードバックまたはKarplus-Strongストリングのディケイ/レゾナンスを変化させます。ノブの位置には関係ありません。

Ⓜ︎ ECHO ON CV:ディレイ出力を WETにつなぎ、リバーブ信号とミックスします。

Ⓝ TAP/TRIG CV:クロックCVトリガー入力でディレイタイムをセットします。DELAY/TUNEノブは、最小クロック25msec、最大3secのクロックmult/div.として動作します。トリガー入力でストリングをプラックします。

Ⓞ SHIMMER CV:シマーゲインを設定します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓟ INTERVAL CV:シマーのピッチインターバルを設定します。+/- 1オクターブレンジを1/2ステップ(半音)単位で設定できます。

Ⓠ HIGH DAMP CV:ウェット信号の高域フィルタリングを操作します。+電圧でフィルターは高い周波数へと開きます。ノブの位置には関係ありません。

Ⓡ GLIMMER CV:グリマーゲインを設定します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓢ LFO CLK IN CV:クロック入力と位相を合わせながら同期し LFOスピードを設定します。SPEEDノブはdiv/mult(デバイダー/マルチプライヤー)として働きます。

Ⓣ SPEED CV:LFOスピードを設定します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓤ DEPTH CV:LFOデプスを設定します。ノブの位置には関係ありません。

Ⓥ EXT LFO IN CV:外部LFO入力です。DEPTHノブはアッテネーターとして働きます。

フロントパネル(ノブ、ボタン)

① DRY:出力へのプロセスされていないドライ信号レベルを調整します。

② INPUT GAIN:ソフトクリッピング入力ステージを通過しリバーブへ送られる入力信号のゲインを調整します。信号レベルはグリーン(クリーン)からレッド(ソフトクリッピングのディストーション)までLEDの点灯でレベル表示されます。

③ INFINITE:

  • 押す:新たなオーディオが継続してリバーブプロセスされる間、リバーブへの現オーディオ入力をホールドします。アンビエント空間を作るのに有効です。
  • 長押し:2秒以上長押しするとPITCH QUANTIZE(ピッチクオンタイズ)モードに入ります。SIZE/PITCHバリューが指定スケールに限定されます。スケールはセカンダリー機能のSIZE/PITCH Quantize Scaleで選択できます。詳細はフルマニュアルをご覧ください。

④ SIZE / PITCH:プロセスレートとリバーブオーディオの整合性を保っている間のベースとなる(リバーブ)サイズを変更します。ノブを時計回りに回すとサイズが大きくなり、リバーブ要素の繰り返し音のピッチは低くなります。ピッチレンジは最小-1オクターブ〜最大+1オクターブ、サイズレンジは1/2サイズ〜最大ダブルサイズです。
※ SIZE/PITCH CVジャックへ1V/oct.を入力して、SIZE/PITCHがコントロールできます。

⑤ WET:出力へのリバーブ信号レベルを調整します。

⑥ DECAY:リバーブがフェードアウトする時間を調整します。高いDECAYではFILTERのセッティングがディケイタイムに影響します。

⑦ FAVORITE:フェイバリットプリセットをリコールします。(PRESET FUNCTIONS/プリセット機能セクションをご覧ください。)

⑧ TEXTURE:3つの異なるリバーブタイプが選択できます。

  • Sparse/スパース(希薄):粒子の荒いリバーブサウンドで、スタッカート入力やサステインの効いた入力信号でクリーンなリバーブを作るのに適しています。
  • Dense/デンス(密生):早いレスポンスのプレートに似たリバーブで、密度の濃い反射音が高いディケイタイムではアンビエントタイプのサウンドに仕上がります。
  • Diffuse/デフューズ(放散):ゆっくり立ち上がり雰囲気に溢れたサウンドです。アンビエント、スウェル、リバース風のサウンドに特化しています。

⑨ SHIMMER:リバーブ信号にピッチシフトを加えます。シマーノブがフルに反時計回りの時にはシマーエフェクトは効きません。
※ 2nd ファンクション(SHIMMER INTERVAL):シマーノブのセカンダリー機能で、ピッチシフトエフェクトのインターバルを選択します。SHIMMER INTERVALの選択は、REGENボタンを押しながらSHIMMERノブを回します。最小で-1オクターブ〜最大で+1オクターブの2オクターブレンジが用意されています。2つのインターバルオプション[-detune/デチューン&+detune/デチューン]は、SHIMMER12時辺りのポジションにあります。

⑩ REGEN:リバーブにピッチシフトが繰り返されるシマー(REGEN LEDグリーン)または、リバーブ前の信号がピッチシフトされる(REGEN LEDオフ)がセレクトされます。

⑪ GLIMMER:入力信号のハーモニック・スペクトラムを強調します。グリマーノブがフルに反時計回りの時にはグリマーエフェクトは効きません。

⑫ HIGH BAND:グリマーエフェクトの強調する帯域をハイバンド(HIGH BAND LEDグリーン)またはローバンド(HIGH BAND LEDオフ)から選びます。

⑬ FEEDBACK:ディレイのリピートです。長いディレイでは多くのリピートを、ショートディレイでは発信に近い状態になります。カープラス-ストロングモードでは、フィードバックはストリングのディケイやレゾナンスに影響します。

⑭ ECHO ON:リバーブ信号にディレイアウトをWET出力へ送り、ミックスします。ディレイだけ聞きたい場合はDECAYを最小にします。

⑮ DELAY / TUNE:ディレイモードでは、0〜1.5secのプリディレイが設定できます。コントロールはlogカーブが採用されており、低い位置で細かなセッティングが可能です。
※ エコーがオフでフィードバックが最小設定の場合、DELAY/TUNEノブはリバーブのプリディレイとして働きます。ドライ信号とリバーブ間のタイムを調整します。このタイムは反時計回り(短く)、時計回り(長く)なります。

⑯ TAP / TRIG:clock CV入力でCVを受けると、ノブは次のような比率でクロックのmult/divを設定します。

  • 1/4、1/3、1/2、2/3、3/4、1/1、3/2、5/3、7/4、2/1、5/2
  • 最長ディレイタイムは7.5sec (3secクロック入力x 5/2マルチプライ)

⑰ LOW DAMP:時計回りに従ってリバーブの低域部をより多く取り除きます。Karplus-Strongモードではストリングの低域周波数が取り除かれます。

⑱ HIGH DAMP:ノブを時計回りに回すと、リバーブの高域部をより多く取り除きます。Karplus-Strongモードではストリングディケイの高域ハーモニクス(倍音)が取り除かれます。

⑲ LOW PASS:HIGH DAMP機能をリバーブ出力に効く24dB/octローパスフィルターに切り替えます。
※ 2nd ファンクション(LOW PASS Resonance):LOW PASSボタンを長押ししながらHIGH DAMPノブを回すと、ローパスフィルターのレゾナンス(Q)が調整できます。ノブを右に回すとレゾナンス周波数がシャープになります。低い設定では緩やかな低域ロールオフになります。

⑳ SPEED:1つのLFO波形を15 sec〜1/15 sec(15Hz)間で調整します。エンペロープ(env)が選ばれると、SPEEDコントロールはエンペロープのディケイをコントロールします。LFO CLK IN CVでCVを受けると、SPEEDノブは次のような比率でクロックmult/divとして働き、初め半分のノブレンジで8、6、5、4、3、2 割り、次の半分で2、3、4、5、6、8掛けになります。12時の設定では変化はありません。

㉑ SHAPE:6つの波形(triangle、square、ramp、saw、random、envelope) LFOから選択します。Envelopeは入力信号のダイナミクスに反応します。その感度はDEPTHノブで調整します。

㉒ DEPTH:envシェープを除いて、モジュレーションの深さはDEPTHでコントロールします。反時計回りに回し切るとモジュレーションはかかりません。Envは12時のポジションではモジュレーションはオフです。

㉓ LFO TARGET:LFOでモジュレートする以下のターゲットをセレクトします。

  • Delay:ディレイタイムをモジュレートします。目立つモッドディレイにはECHO ONボタンを押します。Karplus-Strongモードではストリングサウンドがモジュレートされます。
  • Pitch:リバーブのSIZE/PITCHセッティングがモジュレートされます。
  • Filter:フィルターのカットオフ周波数がモジュレートされます。ドラマチックなスイープはLOW PASSボタンを押すと得られます。ローパスモードでない場合、マイルドな効果が得られます。


sunset
内部スイッチ

㉔ DIP スイッチ 1(Spillover):フェイバリットとマニュアルセッティングの切り替え時のスピルオーバーをディップスイッチで設定できます。(1をONにする。)

㉕ POWER:Starlabの電源はここで接続します。

  • +12V rail: 210mA
  • -12V rail: 210mA
  • +5V rail: 0mA

よくある質問
StarLabの使用に際して必要なこと?

StarLabは3Uサイズのユーロラックモジュールです。ケースに入っていませんし、パワーサプライも付いてきません。使用するには、最低でも28hpスペースのあるモジュラーラックと210mA/+12V、210mA/-12V、 0mA/5Vの電源供給が必要です。シンセレベルの信号(+4dBu以上)が、このモジュールで良い音を出すのに、入力サウンドソースとして必要です。ギターなどのインストルメント信号を入力する際は、strymon AA1で信号を増幅してください。逆に、StarLabからエフェクター、アンプやオーディオインターフェースへ入力したい場合は、strymon AA1で信号レベルをアッテネート(下げます)します。

StarLabはどんな機材ですか?

StarLabは、実験的なサウンドデザインにチャレンジできる幅広い操作を誇るステレオリバーブです。ピッチ/プロセッシングレート/リバーブコアサイズ、ディレイ、ハーモニクス、シンセスタイルのレゾナンスフィルター、複数のモジュレーション波形などのリアルタイムコントロールが可能です。さらに、カープラス-ストロングモードは、ディレイベースのモノフォニック・ストリングシンセ(爪弾き、弓弾きのコントロ—ルも可能)として演奏に使えます。

StatLabはギター用のエフェクトに使えますか?

StatLabは、シンセレベルの入力信号を受けるように設計されたエフェクトモジュールです。ギター信号は一般的に18dB低いためレベルが足りません。また、ギターの高いインピーダンスもStarLabの入力には入力インピーダンスがマッチしません。Strymonは、ユーロラックデバイスとギター信号レベルとインターフェースできるAA1モジュールを用意しています。AA1は+/-18dBのレベル調整できるので、インストルメントとモジュラーのレベルとインピーダンスマッチングが可能です。

LEFT&RIGHTオーディオチャンネル

LEFT&RIGHTのドライ入力信号はダイレクトにステレオ出力されます。
LEFT DRY INPUT(Lドライ入力)→ LEFT OUTPUT(L出力)
RIGHT DRY INPUT(Rドライ入力)→ RIGHT OUTPUT(R出力)

ディレイ&リバーブ

L&R入力信号はサミングされて、ディレイとリバーブのプロセッシングセクションに送られ、リピート音が生成されます。その後、プロセスされた信号は出力に送られます。ステレオフィールドの広がり感はサイコアコースティックのプロセッシンで生まれます。

StarLabのCV入力はどんな信号で動作しますか?

以下のCV入力は+/-5Vの入力で動作するように設計されています。

  • SHIMMER – shimmerゲインをセットします。
    ○ SHIMMERノブポジションはCV入力に関係ありません。
  • INTERVAL – shimmerのピッチインターバルをセットします。
    ○ +/- 1 octaveの1/2ステップ(半音)が電圧により変化します。
  • HIGH DAMP – ウェット信号のハイエンドフィルターを操作します。
    ○ プラス電圧でフィルターが開く。Positive voltage opens filter.
    ○ HIGH DAMPノブポジションはCV入力に関係ありません。
  • GLIMMER –glimmerゲインをセットします。
    ○ GLIMMERノブポジションはCV入力に関係ありません。
  • SPEED –LFOスピードをセットします。
    ○ SPEEDノブポジションはCV入力に関係ありません。
  • DEPTH – LFOデプスをセットします。
    ○ DEPTHノブポジションはCV入力に関係ありません。
  • EXT LFO IN – 外部LFO入力
    ○ DEPTHノブはアッテネーターとして動作します。
  • FEEDBACK – ディレイのフィードバックまたはKarplus-Strongストリングのディケイ/レゾナンスを変化させます。
    ○ FEEDBACKノブの位置には関係ありません。
  • DECAY – リバーブのディケイ長を変化させます。
    ○ DECAYノブの位置には関係ありません。
  • WET – ウェット出力レベルを変化させます。
    ○ WETノブの位置には関係ありません。

以下のCV入力は0-5Vを受けるようにデザインされています。

  • INFINITE – リバーブへ入力される信号をフリーズし、∞効果が得られます。
    ○ トリガーが状態を切り替えます。
    ○ 電源投入時に、REGENボタンを長押ししてモーメンタリー反応に設定変更できます。
    ○ ラッチ反応がデフォルト設定です。
  • IN GATE – Gates the input to the reverb when CV is high.
    ○ ブルー INPUT GAIN LEDはオーディオ入力がゲートされて、リバーブへ信号が送られていないことを表示します。
    ○ パワーアップ(電源投入のセットアップ)時にHIGH BAND ボタンを長押しするとラッチ機能に設定できます。モーメンタリータイプがデフォルト設定です。
    ○ カープラス-ストロング モード - 連続発振(発音)または弓弾きを、ラッチまたはモーメンタリー動作が選択できます。
  • FAVORITE – コントロールサーフェスのノブやスイッチの設定とフェイバリットプリセットを切り替えます。
  • ECHO ON –WET出力へディレイ信号をルーティング&ミックスします。
    ○ パワーアップ(電源投入のセットアップ)時にECHO ON ボタンを長押しするとモーメンタリータイプ機能に設定できます。ラッチタイプがデフォルト設定です。

以下のCV入力は0-5Vの立ち上がりの鋭いエッジトリガーを受けるようにデザインされています。

  • LFO CLOCK IN – クロック入力に位相アライメントして同期するLFO スピードをセットします。
    ○ SPEEDノブはクロックデバイダー/マルチプライヤーとして動作します。
  • TAP/TRIG – CV入力でディレイタイムをセットします。DELAY/TUNEはクロックデバイダー/マルチプライヤーとして動作します。
    ○ 最短クロック: 25msec、最長クロックclock max 3sec
    ○ Karplus-Strongモード – 爪弾きとトリガーを切り替えます。
  • CLEAR – エッジトリガーが検知されるとリバーブバッファーからオーディオデータがクリアされます。

その他のCV電圧レンジ

  • SIZE/PITCH +/-2V
    ○ SIZE/PITCH ノブの1V/オクターブのピッチトラッキング
     -2V = 2 オクターブダウン
     0V = size/pitch変化なし
     +2V = 2オクターブアップ
    ※ ノブの位置とは関係ありません。
  • SIZE/PITCH (Karplus-Strongモード) 0-4V
    ○ 1V/オクターブ単位で、4V/4オクターブのチューニングが可能です。
    ○ DELAY/TUNEノブはピッチのファインチューンを行います。
カープラス-ストロング モードの使い方を教えてください。

StarLab は、爪弾きまたは弓弾きが可能なディレイベースのストリングシンセ(モノフォニック)のKarplus-Strong(カープラス-ストロング )モードを備えています。

カープラス-ストロング モードに入るには

  • ECHO ONボタンを長押ししながら、DELAY/TUNEノブをTAP/TRIGボタンがレッドの変わるまで時計回りに回します。
    ○ ノーマルディレイモードに戻るには、ECHO ONボタンを長押ししながらDELAY/TUNEノブをTAP/TRIGボタンがグリーンの変わるまで反時計回りに回します。

カープラス-ストロング コントロール
カープラス-ストロング モードでは、DELAY/KARPLUSコントロールは異なる機能があります。

  • TAP/TRIG
    ○ モーメンタリーアクションでトリガーまたは爪弾きを行います。
    ○ 長押しで連続発音または弓弾きを行います。
  • ECHO ON:ドライストリング信号をWET出力とミックスします。
    ○ ECHO ONがセレクトされていないと、WET出力からはリバーブが乗ったストリング信号しか聴こえません。
  • FEEDBACK:ストリングディケイとレゾナンスに影響します。
  • DELAY/TUNE:4オクターブ内でストリングのチューニングをセットします。
    ○ SIZE/PITCHにCVが入力されると、12ハーフステップ(半音)単位のチューニングがセットされます。
  • Karplus-Strongピッチトラッキング調整: V/オクターブトラッキング調整エラーを補います。
    ○ LOW PASS を長押しして、INPUT GAIN ノブで調整します。
    ○ (デフォルトトラッキング)キャリブレートされた信号は12:00の位置で得られます。ピッチトラックは低い設定でフラットに、高い位置でシャープします。

Karplus-Strong CV 入力

  • SIZE/PITCH CV:ストリングピッチのインターバルを調整します。(1V/oct.、4 oct. レンジ)
    ○ CVレンジ:0 - 4V
  • TAP/TRIG CV:トリガーまたはストリングの爪弾き
    ○ CVレンジ:ライズエッジトリガー
  • IN GATE CV:モーメンタリーアクションでトリガーまたは爪弾きを行います。長押しで連続発音または弓弾きを行います。
    ○ CV レンジ:0 - 5V
StarLabのディレイはどうやって使えば良いのでしょうか?

デジタルエコーとリバーブのプリディレイとして使える2つの特徴を備えています。


ディレイモード

  • ECHO ON:ディレイの動作を決めます。WET出力(リバーブとのミックス)への出力が停止します。バイパス状態ではリバーブ用のプリディレイになります。
  • DELAY/TUNEは0-1.5秒(最大)のディレイとプリディレイタイムをコントロールします。このコントロールのテーパーはログカーブです。
  • TAP/TRIGのタッピングでディレイタイムが決められます。ディレイタイムは2タップで決まります。
  • TAP/TRIG CVは CV入力とともにディレイタイムをセットします。
    TAP/TRIG CVクロックCVトリガー入力でディレイタイムをセットします。CVレンジはエッジトリガーに反応します。 DELAY/TUNEノブは、最小クロック25msec、最大3secのクロックマルチプライヤー/デバイダー(1/4、1/3、1/2、2/3、3/4、1/1、3/2、5/3、7/4、2/1、5/2)として動作します。
  • FEEDBACKがディレイのリピートをコントロールします。ロングディレイではリピートを増やし、ショートディレイではレゾナンスを増やします。ECHO ONの設定により、ディレイにもリバーブにも働きます。FEEDBACK CVはFEEDBACKレベルを変化させます。CV レンジ: +/-5V

トラディショナルなプリディレイでの使用は、ECHO ON=バイパス、FEEDBACK=最小にします。DELAY/TUNEでプリディレイタイムを設定します。 WET 出力で‘ディレイオンリー’(リバーブなし)で使う時は、DECAY=最小、DELAY ON=バイパスにします。

StarLab のラックサイズは?

ラック幅:28hp
ラックデプス: 41mm

必要な電源

+12V レール:210mA
-12V レール:210mA
+5V レール:0mA

アップデート
アップデート

※ 画像はCloudburstを使用した例です。

Strymon Updateソフトウェアの使用について

Strymon Update 2.0 ソフトウェアをコンピュータにインストールした後、電源オンのデバイスをコンピュータに接続してアプリケーションを実行します。

下記より、ダウンロードするコンピューターに合わせたソフトウェアをダウンロードをしてください。

Download Version.2.0.0.4

macOS Windows

必要システム環境

macOS 11.6 以上
Windows 10 以上

  • USBポートを備えた Strymon ペダルまたはEurorackモジュールの場合は、互換性のある電源からスペックに適合した電源を供給し、USB 経由でコンピュータに接続します。
  • Conduitの場合は、デバイスを USB経由でコンピュータに接続します。 USB 経由で接続した場合は、Conduitへ外部電源を接続しないでください。
  • BigSky、Mobius、および TimeLine の場合は、外部電源から電力を供給し、ペダルのMIDI IN&MIDI OUTポートを使用して Strymon Conduitなどの互換性のある MIDIインターフェイスでコンピューターに接続します。
    これらのペダルの GLOBLS メニューで、MIDI THをON またはMERGEに設定します。

Strymon Update 2.0ソフトウェアは、接続されたデバイスを自動的に検出し、インストールされている現ファームウェアバージョンと、接続されているデバイスで使用可能な最新バージョンのファームウェアを表示します。

ソフトウェアの右上にあるボックス(※画像の「❶」)には、ソフトウェアに接続されている検出された互換性のある製品の数が表示されます。このボックスをクリックしてメニューを開き、Strymon Update 2.0 でアップデートを実行する製品を選択します。

  1. 接続されたデバイスで使用可能な新しいバージョンのファームウェアがある場合は、INSTALL UPDATE ボタンをクリックしてアップデートを実行します。
  2. 完了すると、インストールされたバージョンが使用可能なバージョンと一致し、デバイスが最新であることを示します。
  3. デバイスをコンピュータから取り外します。
  4. デバイスを使用する準備が整いました。

Strymon Update 2との接続方法

BigSky、Mobius&TimeLine
これらのペダルは外部電源から必ず給電し、(USB 接続がないため)Strymon ConduitなどのMIDIインターフェイスでMIDI IN&MIDI OUTポート接続ます。これらのペダルの GLOBLSメニューで、ペダルがソフトウェアと通信できるように MIDI TH を ON または MERGEに設定します。

Conduit
Conduitへの電源接続をすべて取り外し、USB-C ジャック経由で付属USB-Cケーブルでインターフェイスをコンピューターに接続します。

Compadre、Riverside&Sunset
これらのペダルには、ペダルのシャーシ内にマイクロUSBポートがあり、底板を取り外すことでアクセスで、ペダルの左側にmicro-USBポートがあります。ペダルをコンピューターのUSBポートに接続するにはmicro-USBケーブルが必要です。

blueSky v2、Deco v2、DIG v2、El Capistan v2、Flint v2&Lex v2、ZELZAH
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。

Iridium、NightSky&Volante
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。

Magneto、StarLab ユーロラック
Magneto(&StarLab)には、モジュールの背面、回路基板上にUSB-mini ポートがあります。付属のUSB-mini ケーブルでモジュールをコンピューターに接続し、アップデートしている間は、Magnetoに外部電源から供給が必要です。


Strymon アップデート2のトラブルシューティング

Strymon Update アプリケーションを使用してデバイスを更新の際に問題が発生した場合、ソフトウェアにテキストが表示されたり、デバイスの動作が通常と異なる場合があります。

バージョンナンバー
ファームウェアの更新には 2つの部分があります: USER および DSPファームウェアです。オリジナルの工場出荷時のファームウェアで駆動するMagnetoモジュールを接続すると、「インストールされたバージョン/ installed version」は「1.00」と表示されます。お使いのデバイスで更新が中断されたり、更新の一部しかインストールされていない場合、「インストールされたバージョン」に異なる表示が出ます。例えば、USERコードが更新されても、DSPコードがまだ元の工場出荷時のバージョンである場合、ファームウェアの2つの部分が同期していないことを示す「D114-U042」が表示されます。これが発生した場合:

  • アップデートを再度実行して、単一のバージョン番号 (例: 1.14) が表示されるを確認します。
  • ファイル形式のエラーが発生した場合は、[はい/ Yes] を選択して更新を続行します。問題が解決しない場合は、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。

LEDの点滅
ファームウェアの更新中に問題が発生した場合、ユニットの1つまたは複数のLED が白く点滅することがあります。これは、デバイスが「更新モード/ Update Mode」にあり、更新の実行を待機していることを示しています。 Strymon Updateソフトウェアは、このモードの間、デバイスを「strymon_recover」として認識します。デバイスを通常の機能に戻すには、以下の2つのオプションがあります。:

  1. Strymon Updateソフトウェアでもう一度アップデートを再実行します。
  2. デバイスからUSB ケーブルと電源を取り外し、電源を再投入します。デバイスは通常の機能で起動します。

これらを実行しても問題が解決できないときは、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。

製品仕様

サウンド・デザイン

  • バラエティーに富んだ風合いの異なるアンビエントを生み出す3つのリバーブが選べます。
  • フィードバックを備えたDELAY/KARPLUS
  • ディレイは出力へアサイン可能でmod/verb & delay/verbが得られます。
  • ダンピングコントロールを備えた4オクターブKarplus-Strongsストリングシンセモードが、string/verbフルボイスを可能にします。
  • 異なる波形のLFOセクションによりdelay time、reverb size、tone filtersをモジュレートできます。
  • FILTERセクションのハイ&ローEQでリバーブとDELAY/KARPLUSセクションのサウンドシェープが可能です。
  • HARMONICSセクションがリバーブサウンドの聴覚的スペクトラムを強調します。
  • SHIMMERはリバーブに+/- 1 オクターブのピッチシフティングを加えます。
  • GLIMMERはハーモニクスをダイナミックに強調できます。
  • スペースを調整で→し、リバーブのコアサイズを調整してリフレクションに反映します。リバーブコンテンツのピッチコントロールが可能です。
  • 豊富なCVコントロールパラメーター
  • 4-pole 24dB/octave(1pole = 6dB)バリアブルローパスフィルター
  • リバーブタンクへ送る入力信号をINFINITEでフリーズできます。
  • プロントパネルから4つのプリセットへのアクセスが可能です。
  • 独立したWET、DRYレベルコントロール
  • デジタルコンバートされないドライパス回路の採用によるレイテンシーゼロのピュアなドライ信号

イン、アウト、スイッチ

  • ステレオ入出力
  • 豊富なCV入力コントロール
  • フロントパネルからアクセス可能な4プリセット
  • ファームウェアアップデート用のUSBジャック

オーディオクォリティー

  • 妥協のない高音質を引き出す超低ノイズ、ハイパフォーマンス24-bit 96kHz A/D & D/Aコンバーターを採用
  • レーテンシーゼロの (アナログパス) ドライ信号
  • 超高性能ARM DSPを採用
  • 32-bit浮遊演算方式

サイズとパワー

  • ラック幅:28hp
  • ラックデプス:41mm
  • +12V電源:210mA
  • -12V電源:210mA
  • +5V電源:0mA
  • Designed and built in the USA