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Audient オーディオ ・インターフェイスのヘッドフォン出力はなぜ高く評価されるのか

  • 2022年3月6日
  • audient
Audient オーディオ ・インターフェイスのヘッドフォン出力はなぜ高く評価されるのか
Audient のオーディオ・インターフェイスは、マイク・プリアンプが秀逸なだけではなく、レコーディングやミキシングに欠かせないヘッドフォン出力にも特徴があります。その優れたサウンドは世界でも高く評価され、iD14mkⅡのSOSアワード、FurtherMusicのプラチナ賞をはじめ、様々なAudient 製品が多くのアワードで受賞しています。

ヘッドフォン出力の音質には、ヘッドフォンを駆動するためのアンプ(ヘッドフォン・アンプ)の設計が大きく影響し、音量や音質、歪み、消費電流などに異なる特徴を持つ動作方式が複数存在します。

Audient では、iD および EVO シリーズのオーディオ・インターフェイスに良質なヘッドフォン出力が得られるよう、優れた音質を十分な音量で出力できる AB 級の動作方式を採用しています。

AB 級の動作方式は、音質に重点を置いた A 級の動作方式と、音量に重点を置いた B 級の動作方式を両立できるだけではなく、消費電流も抑えられるため、USB のバスパワーでも高品位な音質を損なうことなく、様々なヘッドフォンを十分な音量で駆動することができます。

特に、iD4(MKII)や iD14(MKII)など USB-C 接続に対応したモデルでは、通常の USB 端子と比べて供給される電源容量に余裕があるため、ヘッドフォン・アンプの動作にも余裕が生まれ、結果として、より力強くヘッドフォンを駆動でき、音質も向上します。

さらに、Audient 独自の DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)から出力される高品位な音声出力を損なわないよう、ヘッドフォン・アンプに DC サーボ回路を取り入れることで、音質に悪影響を及ぼす直流信号(DC)を低減する設計になっています。一般的に、音声の出力に直流信号が流入すると低音成分が影響を受けるため、低域の明瞭度が低下するなど音質への悪影響が生じますが、DC サーボ回路によって直流信号を抑制することで、低域の濁りが減少し、全体的に明瞭な音質が期待できます。

このように、Audient のオーディオ・インターフェイスには、音の入口だけではなく、音の出口であるヘッドフォン出力に対しても Audient の目指す高品位な出力が得られるよう、様々な工夫を採り入れたヘッドフォン・アンプを搭載しています。

オーディオ・インターフェイスの品質を測る際、多くの人は音の入口のみに目が向きがちですが、Audient のオーディオ・インターフェイスは音の出口にもこだわった、トータルバランスの優れた製品です。単体のヘッドフォン・アンプにも劣らない高品位なヘッドフォン・アンプを備えることで、昨今のハイレゾ再生環境としても十分な性能を発揮するオーディオ・インターフェイスであると言えるでしょう。

Audient社の製品が気になった方はぜひチェックしてみて下さい。
https://allaccess.co.jp/audient/