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Interstellar Space Machine. Magnetoは入力信号を予測不可能なサウンドに変化させ、音の世界を異次元の空間へ導いてくれます。複雑なハーモニック・レイヤーや生み出される複雑なリズムが、ステレオ・イメージの中に繰り広げられ…テープ・マシーンをモチーフにした音色と操作機能は、ビンテージ・テイストとレトロ・フューチャリスティックなソウルをあなたのユーロラックに吹き込みます。 |
製品名 | MAGNETO(マグニート) |
概要 | ユーロラック用 dTape Echo |
価格 | オープンプライス |
参考価格帯 | ¥67,800 前後(税別) |
JAN | 4月上旬発売予定 |
ダウンロード | 日本語マニュアル(準備中) |
プロフィール:瀬川英史 氏
岩手県盛岡市生まれ。 1986年CM音楽の作曲家として活動開始、現在までに2500本以上のCM音楽を手掛ける。アメリカ、フランス、イギリス、インド、ブルガリア等海外録音の経験も多数。2012年、サウンドトラックを担当したフランス短編映画「Le Dernier Jour de l’Hiver」がフランス国立映画祭イエール·レ·パルミエで最高音楽賞受賞。2017年は映画「銀魂」「斉木楠雄のΨ難」ドラマ「オトナ高校」等
テープ・ディレイ、ルーパー&more
Magnetoは、ステレオ・マルチヘッド・テープ・ディレイの機能:ルーパー、フェイズ・サンプラー、ビンテージ・スプリング・リバーブ、フェイズ・クロック・マルチプライヤーに、オシレーター、zeroレイテンシー・サブオシレーターを加え、充実したCV I/Oを備えたパワフルで直感的なプレイに対応にするユーロラック型エフェクト・モジュールです。
あなたのモジュラーを異次元のステージへ
シンプルなモノ信号も複雑なオーケストレーションへ変貌できます。Magnetoのセルフ・オシレーションがそれを可能にします。そのサウンドは豊かなステレオ感を演出しながら、暖かくスウィートで、テープサウンドを彷彿させる微妙な歪みも楽しむことができます。Magnetoは小さなラックでありながら、表現力豊かな楽器へと生まれ変わることもできるのです。
ビンテージ・フィール
ビンテージ・テープエコー・マシーンの複雑さとその魅力を執拗に研究し、忠実に再現しました。オーバードライブした時の非常に好まれる自然なサチュレーションや、テープのソフトクリッピング、テープの老朽化、シワ、機械的なワウフラッターなどをMagnetoは忠実に再現し、豊かなサウンドのマルチヘッド・ディレイに生命やフィーリングをも吹き込みます。
Play It Like An Instrument.
本機すべての機能、コントロール、ゲインステージ、信号パスのコンポーネントは、モジュラーの激しい即興ライブでも音楽的にスムーズに応えてくれます。さらに、素晴らしいサウンドのスプリング・リバーブがあなたのサウンドを新たなレベルへと導きます。
テープ・サチュレーション
Magnetoは、暖かく心地よいテープディレイサウンドを届けてくれるだけではありません。高いサチュレーションを生み出すことができるのです。REC LVL(レコードレベル)ノブを上げると高い信号が録音ヘッドに送られ、あなたが望むサチュレーションが得られます。より暖かな音はTAPE AGE(テープエイジ)を上げると加えることができます。さらに、SPRING(スプリングリバーブ)を加えると、モジュラーサウンドに美しい深みを追加することができます。
セルフ・オシレーター
早いディレイタイムをタップインし、REPEATSノブを大きく上げるとMagnetoは発振を始めます。SPEED/PITCHノブ(又は1V/oct CV)のセッティングやLOW CUT&TAPE AGEノブのコントロールで放たれるトーンが決定されます。音色が決まったら∞を押します。PITCH QUONTIZE(ピッチ クォンタイズ)モードに切り替えてSPEEDノブを回すと、15パターンのスケールから設定されているスケールをプレイできます。
ピッチシフト・ディレイ
Shiftモードに設定すると、各再生ヘッドの再生スピードを変えることによってリズミカルなピッチディレイが生まれます。ヘッド1は3倍速でオクターブアップと5th、ヘッド2は2倍速でオクターブアップ、ヘッド3は1/2倍速でオクターブダウン(深いベースサウンド)、ヘッド4はピッチシフトなしの4部音符のリピートをプレイします。SHIFTモードではメロディックでリズミック、大きく&深いサウンドが得られます。また、このモードでは、本機はレイテンシーのないパワフルなサブ オシレーターとしても使えます(ゲイト信号をRestart CV入力に入れて、ヘッド3とドライ信号をブレンドします)。
スプリング・リバーブ
一部の古いテープエコーマシーンは、周波数特性を限定したメカニカルなスプリングタンクをリバーブとして使用していました。Magnetoはこのビンテージフィールを再現し、ディレイ信号と合わせて美しいサウンドを奏でることができます。このリバーブ回路のゲイン回路は、ハードにドライブすると砕けたローファイサウンドに、低めのコントロール設定ではゴージャスで美しくスペーシャスな空間を追加してくれます。
サウンド・オン・サウンド
Magnetoには、LOOPモード(サウンド オン サウンド)があります。LOOPモードに入ると、従来のテープマシーンのようにMagnetoは信号を録音します。ヘッド4はルーパーの再生ヘッドで、ヘッド1〜3は入力信号のディレイリピートを再生します。ループ(テープ)長は、TAPを一度押しスプライス“in”再度押しスプライス“out”で決めます。3度押すとテープの内容は消去されます。REPEATSは繰り返しの度合いを決めます。最長ループ長はSPEEDノブ最大で15秒、最小で2分です。
フレーズ・サンプラー
TAPボタンで設定したループを録音するフレーズ・サンプラーの機能も含まれています。TAPボタンを一度押すとサンプルレコーディングを始め、再度押すとレコーディングをストップします。3度押すとサンプルメモリーはクリアになります。サンプルの再生はRESTARTボタンかRESTART CV入力で行います。SPEED又はSPEED CVで再生ピッチとスピードを決めることができます。
インフィニティー・エコー
Magnetoはシンプルに他のモジュラーでプレイした信号を繰り返すこともできます。ECHO又はLOOPモードでは、∞ボタンを押して録音をストップし、ディレイやループを繰り返し再生します。∞を使いオシレーターとしても使用できます。
リバース
ECHOモードでは、全テープの内容(ディレイタイム内)を逆再生することができます。この逆再生はSPEEDやPAUSEの操作を加えると、さらに幻覚的な効果が増します。LOOP、SAMPLEモードでは録音した長さだけが逆再生されます。再生中に新たな音を重ねることも可能です。
クロックアウト
Magnetoの4ヘッドそれぞれにはCLK CV OUT(出力)があり、入力クロックやTap CV信号と同位相の出力が可能です。ECHOモードでの4ヘッドEVEN(均等)スペースの場合は、ヘッド1出力は4/1(16分音符)、ヘッド2出力は 2/1(8分音符)、ヘッド3出力は 3/4(付点8分音符)、ヘッド4出力は 1/1です。TRIPLETとSHIFTでは異なるヘッドスペースによるバリューが出力されます。
メカニカル・テープStop/Start効果
MagnetoのPAUSEコントロールは、可変スピードのテープディレイの忠実な再現機能の一つです。その動きは、ポーズの際にスローダウンしながら止まり、ゆっくりスタートアップします。このスローダウン/スタートアップのスピードは、ユーザーコントロールが簡単にできます。(ヘッド4コントロールノブ)
スクラビィング
トランスポートのポーズが機能中、SPEEDノブがオーディオ スクラビィングツールとして動作します。スクラビィングバッファー内のオーディオ長は、SPEEDノブのポジションで決まります。最大ポジションで750m秒、最小ポジションで6秒です。
ステレオ
モジュラーが全てモノ出力セットアップであっても、MagnetoのLジャックへ入力すればステレオサウンドをお楽しみいただけます。本機は4ヘッドを備えており、それらをパンで左右に振ることができますし、パンモードでLRLR、LRRL、カスタマイズドセンターの選択もできます。全てのヘッドをセンターにしたサイコアコースティック効果も楽しめます。また、ワウフラッターやスプリングリバーブはステレオ効果を強調してくれます。
アナログ・ドライ・パス
一般的なデジタルエフェクターは、ドライ信号もデジタル変換するためノイズレベルとレイテンシーが増加します。さらに、デジタルのドライとウェット信号を合わせる前に信号を低く整えるため、その後ゲインを上げて信号レベルを戻す時にノイズが増えます。このような問題から音質が低下しないように、Magnetoは独立したアナログ ドライ パス(信号経路)を設けています。この方式により、高いダイナミックレンジと低ノイズパフォーマンスを実現できました。
桁外れにパワフルなDSP
我々は信じられないほどパワフルなアナログデバイス社のSHARC ADSP-21369プロセッサーを採用しています。2.4 GFLOPSのピーク性能を持つ366MHz SIMD SHARCのパフォーマンスが、妥協のないレベルで我々のdTapeアルゴリズを実行してくれています。
フロントパネル
Ⓐ LEFT IN:Lチャンネルオーディオ入力(モノ入力)
Ⓑ RIGHT IN:Rチャンネルオーディオ入力
Ⓒ LEFT OUT:Lチャンネルオーディオ出力。この出力のみの使用時は、ディレイ出力はモノサムになります。
Ⓓ RIGHT OUT:Rチャンネルオーディオ出力。この出力のみの使用時は、ディレイ出力はモノサムになります。
Ⓔ SEND:他のデバイスでプロセスする場合のディレイリピート出力です。
Ⓕ RETURN:他のデバイスでプロセスされたディレイリピートがドライ信号とミックスされます。
Ⓖ CLK IN:ディレイタイムが4部音符単位でセットされます。クロックレンジは50ms〜15sです。
Ⓗ SPEED:テープスピードをコントロールします。(-3V〜+3V、1V/octave).
Ⓘ WET:WETレベルをコントロールします。(-5V〜+5V)
Ⓙ REPEATS:REPEATSレベルをコントロールします。(-5V〜+5V)
Ⓚ CLK 1 OUT:プレイバックヘッド(再生)1のクロック出力です。MODES設定とHEADSスイッチの設定で働きが異なります。
Ⓛ CLK 2 OUT:プレイバックヘッド(再生)2のクロック出力です。MODES設定とHEADSスイッチの設定で働きが異なります。
Ⓜ︎ CLK 3 OUT:プレイバックヘッド(再生)3のクロック出力です。MODES設定とHEADSスイッチの設定で働きが異なります。
Ⓝ CLK 4 OUT:プレイバックヘッド(再生)4のクロック出力です。MODES設定とHEADSスイッチの設定で働きが異なります。
Ⓞ REC GATE:録音ヘッドオン/オフを行います。入力信号からディレイラインがミュートされるとREC LVL LEDはブルーに点灯します。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓟ SHIFT:再生ヘッドのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓠ INFINITE:∞トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓡ FORWARD/REVERSE:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓢ RESTART:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓣ PAUSE:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓤ TAP:ECHOモードでディレイタイムを設定します。 Sets splice in/out/clear in LOOPモードではSPLICE(スプライス)in/out/clearを決定します。SAMPLEモードではサンプルstart/stop/clearを決定します。(0〜5V立ち上がりトリガー)
Ⓥ SPRING:リバーブレベル(-5V〜+5V)
コントロール
① DRY:出力へのDRY(入力)信号レベルを設定します。
② REC LVL:ディレイライン(録音ヘッド)への信号レベルを調整します。レベルを上げるとより太い音になりサチュレーションが増加します。クリーンなディレイ信号を得るには低く設定します。
③ LOW CUT:エコーリピート(ディレイリピート)の低域周波数をコントロールします。低い設定では豊かな低域が再生され、高い設定に従って低域が削られマグネティックドラムタイプのサウンドになります。
④ WET:ディレイ信号の出力レベルです。
⑤ REPEATS:ディレイリピート(フィードバック)レベルを決定します。各ヘッドのリピートオン/オフはFEEDBACKで決まります。
⑥ SPRING:スプリングリバーブの出力ミックスをコントロールします。DRY&WETコントロール設定がスプリングリバーブへの入力信号レベルです。
⑦ TAPE AGE:テープの周波数特性をコントロールします。最小がフレッシュテープ(全帯域特性)、最大に近づくに従ってより暖かいリピート音に変わります。
⑧ CRINKLE:摩擦、折り目、つなぎ目や汚れ等のテープの状態を再現するコントロールです。最小ではフレッシュでクリーンなテープを再現し、最大では非常に状態の悪いテープを再現します。
⑨ WOW & FLUTTER:テープマシーンのメカニズムによるスピードの変化を再現します。最小設定ではマシーンはパーフェクトな状態です。最大設定では修理が必要な不安定な状態を再現します。
⑩ MODES:
⑪ TAP:TAP機能はMODEの選択で変わります。
⑫ SPEED / PITCH:テープマシンのスピードをセットします。スピード設定はリピートの音質にも影響します。早いスピードはクリアーなリピートに、遅いスピードはよりウォームなリピートになります。このSPREEDコントロールノブの変更は全てのヘッドのディレイタイムの変化を与え、同時にピッチも変更されます。Magnetoがポーズ(一時休止)の時には、スクラブツールとして動作します。
⑬ HEADS:even、triplet、shiftの三つの設定(タイムスペース、リズミックシフト)を切り替えます。
⑭ PAN:ステレオ パンニィングを切り替えます。
⑮ PLAYBACK LEVEL 1:ヘッド1の再生レベル
⑯ PLAYBACK LEVEL 2:ヘッド2の再生レベル
⑰ PLAYBACK LEVEL 3:ヘッド3の再生レベル
⑱ PLAYBACK LEVEL 4:ヘッド4の再生レベル
⑲ INFINITE:∞トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
⑳ FORWARD/REVERSE:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
㉑ RESTART:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
㉒ PAUSE:トランスポートコントロールのオン/オフを行います。(0〜5V立ち上がりトリガー)
㉓ TRANSPORT:4つのボタンの機能を切り替えます。
内部スイッチ
㉔ DIP スイッチ 1 – FEEDBACK(フィードバック) CV モード
㉕ POWER:Magnetoの電源はここで接続します。
サウンドデザイン
コントロール
レンジ
オーディオ
電源、その他